マイナス1歳からはじめるむし歯予防‼︎

 

 

 

皆さん

 

こんにちは

 

すずらんデンタルクリニック院長瀧口博也です!!

 

 

今月は歯科のお話をさせて頂きます。

 

 

 

『マイナス1歳からはじめるむし歯予防‼︎

 

 

ということで

 

その鍵となるキシリトールについて詳しくお伝えしたいと思います!

 

まず

 

むし歯はどうやったら予防できるのでしょう?

 

フィンランドではむし歯予防を四つ葉のクローバーにたとえています。

 

 

 

4つの葉に

 

『歯磨き』

『正しい食生活』

『フッ素』

『メンテナンス』

 

が入り

 

茎の部分にあたるのが『キシリトール』になります。

 

キリトールは4つの葉どれにも良い効果を与えるサポート役となっています。

 

上に挙げた項目はとても重要なので欠けないように日々気遣うことが大切です!

 

 

 

では、そもそもキシリトールて何なのでしょう?

 

キシリトールは天然素材の甘味料で

 

白樺の木から作られることが多いですが

 

実は果物や野菜にも含まれています。

 

また私たちの肝臓でも作られています。

 

 

 

キシリトールの良いところは

 

むし歯菌がキシリトールを食べても栄養とならず

 

プラーク(歯垢)の原因ともならないため、

 

 

 

結果

 

むし歯菌を減らせることにあります。

 

そんなキシリトールを是非ともオススメしたい方は

 

『むし歯になりやすい人』

『間食が多い人』

 

、、、そして特に『お子さんがいる家庭』です!

 

 

 

 

その理由をお話ししますと、

 

むし歯は実は感染症なんです!

 

子供のむし歯は

 

周囲からむし歯菌が感染することで始まります。

 

むし歯は菌が感染した後

 

間食、歯磨きの習慣が関わってはじめて発病します。

 

 

 

その感染は基本的には家族内感染です。

 

『家族みんなのお口の中のむし歯菌の数を減らす。』

『お箸やスプーンの共有をやめる』

『お砂糖の入っている飲食物を与えない』

 

などの方法をとったとしても

 

むし歯菌の予防はとても難しいです。。。

 

そこで有効となるのが

 

 

 

キシリトールを使って

 

むし歯菌が感染しても

 

お口の中に住みつきにくい環境に変えてしまおうという発想です!

 

 

 

前述したように

 

キシリトールはむし歯菌の質を変える働きがあり

 

頑固ではがれにくい菌を

 

歯からはがれやすい菌に変えることができます。

 

 

 

実際に妊娠3~5ヶ月目の妊婦さんを対象とした研究では

 

お母さんがキシリトールを食べたグループの方が

 

生後6ヶ月の時点で赤ちゃんにむし歯菌が全くみつからないという報告もあります。

 

(食べないグループは8.6%)

 

なのでお子さんが生まれる前からのむし歯予防、、、

 

つまりマイナス1歳からのむし歯予防がとても重要なのです!

 

 

 

最後にオススメなキシリトールガムの製品を紹介したいと思います。

 

私も愛用しているOral care社さんの歯科専用キシリトールガムです。

 

特徴は甘味料として100%キシリトールを使用している点です。

 

キシリトールを予防目的で使用する場合はキシリトールの濃度に着目する必要があります。

 

一般に50%以上で効果を期待できるとされています。

 

ちなみに含有量は『キシリトール量÷炭水化物の量×100』で計算できます。

 

長くなりましたが

 

キシリトールを使っていなかった方は是非チャレンジしてみてください。

 

効果は3ヶ月ほどから、汚れが付きづらくなったなぁと実感できますよ!!

 

最後まで閲覧いただき有難うございました。

 

院長 瀧口博也

 

参考文献

ラクに楽しく!マイナス1歳からはじめるむし歯予防~ママになる前からできること~

原案・監修 仲井雪絵,  2016年発行

10月より工事が開始し10月9日の院内の状況です。

ここから医院の完成が待ち遠しいですw

投稿日:2018年10月10日  カテゴリー:ブログ

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